『塩狩峠』

学校向け

地名で旅する三浦綾子(1)“野幌”“札幌”

「野幌だったか、汽車の窓から煉瓦工場が見えたよ。アマ会社やビール工場なども、札幌にはあるんだものなあ。想像もしなかったよ」 三浦綾子 『塩狩峠』[札幌の街]より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営...
講座・ガイド

【行事報告】2024年3月12日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたしました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』が3月12日(火)に開催されました。 タイトルのとおり三浦綾子の代表作『塩狩峠』(新潮文庫)を毎回少しずつ読み進める読書会です。今月は「かくれんぼ」の章を輪読して、感...
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【行事報告】2024年2月20日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたしました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』が2月20日(火)に開催されました。 タイトルのとおり三浦綾子の代表作『塩狩峠』(新潮文庫)を毎回少しずつ読み進める読書会です。今月は「かくれんぼ」の章を輪読して、感...
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【行事案内】2024年3月12日(火)13時30分より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたします。

件名についてお知らせをいたします。2023年10月より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を開催しております。傍聴のみも可能です。 講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)からのメッセージ“三浦綾子記念文学館で『塩狩峠』をじっく読...
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【行事案内】2024年2月20日(火)13時30分より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたします。

件名についてお知らせをいたします。2023年10月より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を開催しております。傍聴のみも可能です。 講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)からのメッセージ“三浦綾子記念文学館で『塩狩峠』をじっく読...
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【行事報告】2024年1月16日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたしました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』が1月16日(火)に開催されました。 タイトルのとおり三浦綾子の代表作『塩狩峠』(新潮文庫)を毎回少しずつ読み進める読書会です。今月は「桜の下」の章を輪読して、感想や...
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【行事案内】2024年1月16日(火)13時30分より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたします。

件名についてお知らせをいたします。2023年10月より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を開催しております。傍聴のみも可能です。ぜひお気軽にご参加くださいませ。 講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から新年のご挨拶が届いてお...
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【行事報告】2023年12月12日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたしました。

今年もあとわずかとなりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』が12月12日(火)に開催されました。 タイトルのとおり三浦綾子の代表作『塩狩峠』(新潮文庫)を毎回少しずつ読み進める読書会です。今月...
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【行事案内】2023年12月12日(火)13時30分より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたします。

件名についてお知らせをいたします。2023年10月より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を開催しております。傍聴のみも可能です。 講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)からのメッセージ“三浦綾子記念文学館で『塩狩峠』をじっく読...
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【行事報告】2023年11月14日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたしました。

旭川では先月21日に初雪が観測され、雪の便りが届く季節となりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』が11月14日(火)に開催されました。 タイトルのとおり三浦綾子の代表作『塩狩峠』(新潮文庫)を...
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【行事報告】2023年10月10日(火)13時30分より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたしました。

北海道では朝夕の気温が一桁台となり、雪の便りが届き始めました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』の第1回目が10月10日(火)に開催されました。 タイトルのとおり、三浦綾子の代表作『塩狩峠』(新潮文庫...
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【行事案内】2023年11月14日(火)13時30分より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたします。

件名についてお知らせをいたします。2023年10月より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を開催しております。先月の様子はこちらをお読みください。 記 開催日時:2023年11月14日(火)13時30分~15時30分(毎月第2火曜日に開...
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【行事案内】2023年10月10日(火)13時30分より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を三浦綾子記念文学館本館2階図書コーナーにて開催いたします。

件名についてお知らせをいたします。2023年10月より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を開催することになりました。 講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)からのメッセージをご紹介いたします。 “三浦綾子記念文学館で『塩狩峠』...
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【お知らせ】2023年10月度より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を開催いたします。

件名についてご案内をいたします。三浦綾子記念文学館では、毎月第2火曜日13時30分より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』を開催しておりますが、2023年9月で読了となります。 これに伴い、10月より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩...
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(125)“ぼーっ”“ぺこり”

二人は木からおりると、かけ足で縁側にもどって行った。菊を見ると、吉川はぼうっと耳まであかくなって、ぺこりと頭を下げた。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]173より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を...
や行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(124)“ゆさゆさ”

「ハーイ」信夫は答えて、いちょうの枝をゆさゆさとゆすった。菊の白い顔がこちらを向いて笑った。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]165より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益財団法人三浦...
さ・ざ・しゃ・じゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(123)“すらり”

菊の呼ぶ声がした。澄んだ声である。いちょうの木の上に登っている信夫と吉川修には、縁側に立っている菊のすらりとした姿が見える。菊は方角ちがいの方を見て呼んでいる。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]163より 〈著作物の使用について〉三浦綾子...
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(122)“ぶらぶら”

「ふうん」吉川は木の枝にまたがって足をぶらぶらさせながら、そう答えただけだった。喜んでくれるかと思っていた信夫は拍子ぬけした。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]156、157より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦...
さ・ざ・しゃ・じゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(121)“ すらすら”

「吉川、ぼくもお坊さまになろうと思うんだ」この間から言おう言おうと思いながら言いそびれていたことを、信夫は木に登ったとたんにすらすらと言えた。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]154、155より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世...
か・が・きゃ・ぎゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(120)“ げらげら”

ふじ子も、どうやらその母をまねているらしかった。「だめねえ。おにいさまも何かごあいさつをしてちょうだい」信夫と吉川はげらげら笑って逃げだした。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]150、151、152より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・...
さ・ざ・しゃ・じゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(119)“ そっ”

菊はだまってうなずき、そっと目頭をおさえてうつむいた。その夜、信夫は布団の中にはいってからも、ねむられなかった。母の涙が気になった。自分が母に悪いことをたくさん言ったような気がした。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]126より 〈著作物の...
か・が・きゃ・ぎゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(118)“ きちっ”

「でも、おかあさまはおばあさまのことを忘れているから、ごはんを上げないのではないのですよ」菊は信夫の前にきちっと坐った。今まで見たことのないようなきびしい菊の姿だった。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]107、108より 〈著作物の使用に...
た・だ・ちゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(117)“ どっ”

「一体どうしました?」菊が顔をのぞきこんだ。信夫は顔をそむけて菊のそばをすりぬけ、仏間にかけこんだ。仏壇の前に坐ると、何か自分でもわからぬ悲しみがドッと胸に溢れた。祖母がかわいそうなのか、自分がかわいそうなのか信夫にもわからない。ただ、涙が...
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(116)“ ぽたり”

「信夫さん」菊の呼ぶ声がした。信夫はだまってうつむいた。ふいにポタリと涙がこぼれた。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]95、96より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益財団法人三浦綾子...
さ・ざ・しゃ・じゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(115)“ すっ”

ほんとうの母は、祖母の言ったように、自分を生んで二時間で死んでしまったような気がした。信夫は菊と待子を半々に見ていたが、すっと立ちあがると台所にはいった。だが、どこに仏壇の膳があるのかわからない。祖母のトセは、信夫が台所にみだりにはいること...
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(114)“ ふっ”

自分だけが母の子でないような、ひがみすら感じた。(いいよ。ぼくはおばあさまがまもっていてくれるから)信夫はふっとそう思って慰められた。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]75、76、77より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作...
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(113)“ ふっ”

(お祈りなんか、なきゃいいのに)食事時が近づくと、信夫はふっとそう思って侘しくなることがあった。そして、きょうはわけても寂しかったのである。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]68、69より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作...
さ・ざ・しゃ・じゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(112)“ じっ”

食前には、必ず菊が祈り、父の貞行と待子は指を組んで祈る姿勢になった。その度に信夫は自分だけが除け者にされたようで、三人の祈る姿をじっと見すえるように眺めた。その寂しさは、ともすると食事中も消えないことが多かった。信夫はなかなか祈りに馴れるこ...
さ・ざ・しゃ・じゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(111)“ そっ”

お手玉はふじ子が一番上手だった。いつも相手をしているのか、吉川も案外上手だった。信夫が一番下手だったが、少し上手にやると、ふじ子のつぶらな目が嬉しそうにそっと笑った。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]53より 〈著作物の使用について〉三浦...
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行

オノマトペで楽しむ三浦綾子(110)“ ぺこり”

「こんにちは」信夫がこたえて、ぺこりとおじぎをすると、ふじ子は急にはにかんで母の肩にかくれるようにした。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]47、48より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「...