さ・ざ・しゃ・じゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(45)“しょんぼり” 貞行をみると、六さんがあわててたたみに額をこすりつけた。「どうも、虎雄がとんだことを致しまして……」虎雄もしょんぼりとうつむいていた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]144、145、146より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権... 2023.04.03 さ・ざ・しゃ・じゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(44)“くしゃくしゃ” 言いかけた六さんの言葉を信夫が鋭くさえぎった。「ちがう! ぼくがひとりで落ちたんだ!」信夫の言葉に六さんの顔がくしゃくしゃにくずれた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]134、135、136より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権... 2023.04.03 か・が・きゃ・ぎゃ行
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(43)“ぽかん” 「お前がおれをつき落としたなんて、だれにも言うな!」信夫は命令するように、口早に言った。虎雄はポカンとして信夫をみた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]121、122より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を... 2023.04.03 は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(42)“ぴりり” 「空の向こうに行かなきゃ、わかるわけがないや」信夫は利かん気に眉をピリリとあげた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]89、90より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益財団法人三浦綾子記念文化財... 2023.04.03 は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行
な行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(41)“にやり” 「ふうん。三年生でも空の向こうに何があるのか、わからんの」虎雄の黒豆のような目がにやりと笑った。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]87、88より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益財団法人三浦... 2023.04.03 な行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(40)“きっぱり” 「知らん」信夫はきっぱりとした口調で答えた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]85、86より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益財団法人三浦綾子記念文化財団」が所有・管理しております。著作物の... 2023.04.03 か・が・きゃ・ぎゃ行
さ・ざ・しゃ・じゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(39)“ばたばた” (もう先生はどこにも行かないぞ)信夫は得意満面という顔つきで、元気よくバタバタと廊下をかけて外に遊びに出た。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]73、74より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益... 2023.04.03 さ・ざ・しゃ・じゃ行
さ・ざ・しゃ・じゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(38)“そっ” 「ほんとうにどこにも行かないでね」念を押すと、先生は信夫の手をそっと握って微笑した。信夫はうれしかった。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]71、72より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益財団... 2023.04.03 さ・ざ・しゃ・じゃ行
な行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(37)“にっこり” 先生はおどろいたようにそう言ってから、「わかりましたよ」とにっこりして、信夫の着物の肩あげをちょっとつまんだ。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]68、69、70より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営す... 2023.04.03 な行
は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(36)“ぴたり” 祖母はそういって、信夫のそばにぴたりと坐った。祖母がひざをくずした姿を、信夫は一度もみたことがない。だから女はみんなこうして坐るものと信夫は思っていた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]20より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権... 2023.04.03 は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(35)“こっくり” 「あら、永野さんはどうしました? 遊びに行かないんですか」信夫はだまって、こっくりとうなずいた。先生はおどろいて足早に近づいてきた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]55、56より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記... 2023.04.03 か・が・きゃ・ぎゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(34)“ぞろぞろ”“ぐずぐず” 翌日休み時間の鐘がなって、生徒たちはぞろぞろと外の運動場に遊びに出た。しかし信夫はぐずぐずと教室に残っていた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]54より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益財団... 2023.04.02 か・が・きゃ・ぎゃ行さ・ざ・しゃ・じゃ行
さ・ざ・しゃ・じゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(33)“すべすべ”“つるつる” 先生が近よってくると、何かいい匂いが漂う。祖母のトセのようにびんつけ油の匂いとはちがうと信夫は思った。先生と手をつなぐと、やわらかくて、すべすべしていて、信夫の手までつるつるになるような感じだった。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]48より 〈著... 2023.04.02 さ・ざ・しゃ・じゃ行た・だ・ちゃ行
さ・ざ・しゃ・じゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(32)“そっ”“もじもじ” 先生はよく生徒の頭をなでた。先生が近よってきて、そっと頭をなでると、いたずらをしていたわんぱく小僧たちはもじもじしておとなしくなった。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]47より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文... 2023.04.02 さ・ざ・しゃ・じゃ行ま・みゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(31)“つくづく”“きちん” 信夫はつくづくと思ったものである。今も祖母がきちんとひざをそろえて信夫のそばに坐った時、信夫は何となく虎雄の母の姿を思い出した。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]28、29より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文... 2023.04.02 か・が・きゃ・ぎゃ行た・だ・ちゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(30)“がたごと” いつか信夫は六さんに連れられて、一度虎雄の家に遊びに行ったことがある。ガタゴト音のするどぶ板を踏んで、戸をあけるといきなり部屋があったのに信夫はおどろいた。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]26より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著... 2023.04.02 か・が・きゃ・ぎゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(29)“がっしり” 祖母はがっしりとした体つきで、怒ると父の貞行よりずっと恐ろしい。だがだいたいにおいて信夫をかわいがってくれたから、信夫は祖母がきらいではなかった。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]16より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三... 2023.04.02 か・が・きゃ・ぎゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(28)“げっ”“ぽろぽろ” 信夫は口の中に指をさし入れて、のどちんこにさわろうとしてゲッと吐きそうになった。すると目に涙がにじんだかと思うと、涙がポロポロとこぼれてしまった。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]14より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三... 2023.04.02 か・が・きゃ・ぎゃ行は・ば・ぱ・ひゃ・びゃ行
さ・ざ・しゃ・じゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(27)“そっくり” (何でおかあさまにそっくりなのが悪いんだろう?) 信夫はトセの胸の中を知るはずもない。 やがて信夫は口をへの字に曲げてみる。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]8、9、10より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学... 2023.03.09 さ・ざ・しゃ・じゃ行
さ・ざ・しゃ・じゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(26)“そっくり” 「お前はほんとうに顔かたちばかりか、気性までおかあさんにそっくりですよ」祖母のトセがこういう時はきげんの悪い時である。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]2、3より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する... 2023.03.08 さ・ざ・しゃ・じゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(3)“きりっ” 「教えてくださいな」 待子は吉川のひざをゆすった。吉川はきりっと結んだ唇に人さし指を当てて、信夫にうなずいてみせた。 三浦綾子 『塩狩峠』[かくれんぼ]より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する... 2023.02.27 か・が・きゃ・ぎゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(2)“くるり”、“きりっ” 待子は目がくるりとした丸顔で色が白い。きりっとむすんだ口もとが生意気なのも愛らしかった。妹だと思うと信夫はうれしくて、わざとだまって待子の横をすりぬけようとした。 三浦綾子 『塩狩峠』[桜の下]より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光... 2023.02.27 か・が・きゃ・ぎゃ行
か・が・きゃ・ぎゃ行 オノマトペで楽しむ三浦綾子(1)“つくづく”、“きりっ” 信夫は今、鏡にむかってつくづくと自分の顔をみつめていた。形のよい円らな目、通った鼻筋、きりっとしまった厚くも薄くもない唇。 三浦綾子 『塩狩峠』[鏡]5より 〈著作物の使用について〉三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する... 2023.02.27 か・が・きゃ・ぎゃ行た・だ・ちゃ行
朗読会 【図書館朗読会のお知らせ】2022年11月3日(木・祝)13時00分~15時30分(開場12時30分)、第14回釧路市中央図書館朗読会「三浦綾子の文学」が釧路市中央図書館7階多目的ホールにて開催されます。 件名につきまして以下の通りお知らせをいたします。三浦綾子記念文学館が主催するものではございませんが、三浦綾子に関する内容のためお知らせをいたします。 三浦綾子の『嵐吹く時も』『細川ガラシャ夫人』『丘の上の邂逅』『塩狩峠』を朗読でお楽しみくだ... 2022.11.02 朗読会
学校向け 【新聞掲載のお知らせ】2022年1月18日(火)「あさひかわ新聞」朝刊にて第23回三浦綾子作文賞表彰式のことが紹介されました。 件名について、以下の通りご紹介をいただきましたのでお知らせします。ご興味がおありでしたら、お読みいただければ幸いです。 「あさひかわ新聞」 2022年1月18日 4面三浦綾子作文賞 最優秀賞に小林嘉梨さん・佐藤せり花さん 経過報告はこちら... 2022.02.22 学校向け三浦綾子作文賞
学校向け 【広報誌掲載のお知らせ】2022年1月25日(火)「広報かみふらの」おしらせ版2022年1月25日号にて第23回三浦綾子作文賞表彰式のことが紹介されました。 件名について、以下の通りご紹介をいただきましたのでお知らせします。ご興味がおありでしたら、お読みいただければ幸いです。 「広報かみふらの」おしらせ版2022年1月25日号、NO.752 p4三浦綾子作文コンクール上富良野町長賞に星場風花さん... 2022.02.22 学校向け三浦綾子作文賞
学校向け 【新聞掲載のお知らせ】2021年12月9日(木)「北海道新聞」朝刊にて第23回三浦綾子作文賞のことが紹介されました。 ご紹介が遅くなりましたが、件名について、以下の通りご紹介をいただきましたのでお知らせします。ご興味がおありでしたら、お読みいただければ幸いです。 北海道新聞朝刊16版23面(第4社会)、2021年12月9日小林さんら最優秀 三浦綾子作文賞 ... 2022.02.22 学校向け三浦綾子作文賞
学校向け 【新聞掲載のお知らせ】2021年12月9日(木)「朝日新聞」朝刊(道内)にて第23回三浦綾子作文賞のことが紹介されました。 ご紹介が遅くなりましたが、件名について、以下の通りご紹介をいただきましたのでお知らせします。ご興味がおありでしたら、お読みいただければ幸いです。 朝日新聞朝刊13版26面(道内)、2021年12月9日 「三浦作文賞」に過去最多の応募 道内の... 2022.02.22 学校向け三浦綾子作文賞
学校向け 【新聞掲載のお知らせ】2022年1月9日(日)「北海道新聞」朝刊にて第23回三浦綾子作文賞表彰式が紹介されました。 件名について、以下の通りご紹介をいただきましたのでお知らせします。ご興味がおありでしたら、お読みいただければ幸いです。 「北海道新聞」朝刊 道北(旭川・上川)版 15面(地域の話題) 2022年1月9日(日) 受賞7人思い語る 旭川 三... 2022.01.10 学校向け三浦綾子作文賞
案内人ブログ 【案内人ブログ】No.45 すばらしい出会い 記・近藤弘子 こんにちは、案内人の近藤弘子です。今年3月17日、初めて骨折をしました。それも三浦綾子さんの講座(道新文化センター駅前講座)を受講に行くとき、ビルの前の道路で!まだ雪があり段差で足をすべらせたのです。ボキッと変な音がしましたが転んではいない... 2021.06.06 案内人ブログ