三浦文学に親しんでもらいたいという企画の文学講座、今年は全3回を予定しています。
テーマは、自伝『道ありき』連載50年にちなみ、「その時、綾子が選んだ道」。
綾子は、雑誌「主婦の友」で青春時代の自伝『道ありき』や結婚して『氷点』で作家デビューするまでの自伝『この土の器をも』を連載しました。
その主婦の友社の社長から「今度は三浦さんにぜひ細川ガラシャの伝記を書いてほしいのです。いわばガラシャの道ありきを書いてください」と言われます。
綾子が『細川ガラシャ夫人』を連載するのは初めて『氷点』の応募原稿を書いてから実に10年が経った時でした。
これは初の歴史小説となり、作家としては転機になる作品となりました。この時も綾子は「道」を選んでいるのです。
青春、新婚、作家生活の中で、綾子が選んだ道はどのように続いていくのでしょうか。
【第1回】5月10日(水)14:00~
講師:田中綾館長
短歌から読み解く、三浦綾子の道ありき
館長自ら「私の語り口は眠気を誘います……」と公言しますが、
「優しくてわかりやすい!」と好評です。真相はいかに?
【第2回】7月13日(木)14:00~
講師:上出恵子先生(活水女子大学教授)
明智光秀の娘・細川ガラシャの道ありきとは?
上出先生は、大学教授の固さが微塵もない明るく大らかな先生。
歴史の話なのに大爆笑が起こることもしばしば。お楽しみに!!
【第3回】12月7日(木)14:00~
講師:森下辰衛特別研究員
作家になった綾子の、その後の「道ありき」は?
森下先生は三浦綾子を伝えるべく全国を飛び回っている先生。
ユーモアたっぷりでちょっとじんとくる話に引き込まれます。
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★文学講座は……
椅子のご用意がありますので、申込み制とさせて頂いています。
場所:三浦綾子記念文学館 2階図書室(定員30名)
受講料:入館料(一般500円)が必要です。賛助会員の方は無料。
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