7月1日午後2時から
文学館中央ホールで
中村啓子さんによる朗読会が開かれました
中村さんの朗読会は
今回で3回目
毎年この時期に開かれています
昨年は見本林の緑の中で行いました
今回も多くの方にご来館いただき
あっという間に満席になりました
まずコーディネーターである
文学館特別研究員の
森下辰衛先生から
本日の出演者のお二人が紹介されました
右側が朗読をして下さる中村啓子さん
左側が伴奏をして下さる渡辺康子さんです
中村啓子さんは
ご挨拶の中で
NTTで流れる
「あなたのお掛けになった電話番号は現在使われておりません」
というおなじみのメッセージを披露すると
会場から「あぁ・・・」という歓声が一斉に沸き起こりました
続いて
札幌出身のバイオリニストで
東京交響楽団に所属されていたという
渡辺康子さんのプロフィールが紹介されました
朗読会に先立って
まず森下特別研究員による
星野富弘さんについての講演が行われました
いつも思うのですが
森下先生のお話は
簡潔でポイントがわかりやすく
本当に引きこまれます
とてもいいお話でした
その後
渡辺さんによる
バイオリン演奏があり
唱歌などのなじみ深い曲目に
会場も一体となって
楽しい時間を過ごしました
続いて
中村啓子さんの朗読です
今回は星野さんの自伝「愛深き淵より」をメインに
さまざまな詩画集から代表的なものを
森下先生にピックアップしていただきました
突然の怪我による闘病生活
自暴自棄になったこと
母の愛
花の絵を描き始めた頃のこと
「生かされていること」の素晴らしさに気付いたこと
綾子さんとの出会い
など
星野さんの詩や文章は実に感動的で
涙を拭きながら聞き入っている方が
何人もいました
中村さん、この感動を来年もまた旭川に届けて下さい
よろしくお願いします
ありがとうございました