光世さんとのおもいで
2017年10月5日 三浦文学案内人 山谷 京子
久しぶりの散歩!!
朝夕めっきり冷えてきた。
ここは見本林!
膝に良いチップが敷き詰められている道。心地よい香りを楽しむ。
両脇には、ストローブ松に巻き付いているツルアジサイ。6月に白い花が咲いていたのを思い出す。
私は、生前の綾子さんには逢ったことはなく、光世さんとは1ヶ月に一度、講演時に手話通訳をさせてもらった。
実は、綾子さんと光世さんと私は同じ4月生まれだ。不思議な縁である。
生前の光世さんに、いつも頂いた言葉が二つある。
「最低でも5冊読んでほしい。」
(→『氷点』、『塩狩峠』『道ありき』『母』『銃口』)
又、
「愛は人の徳を高める」
という言葉だ。
これは私に下さったというよりも、この記念館が、「バリアフリーである」「案内人がいる」「人にやさしい」ということ。
愛がつまっているから、満たされているところなのである。
光世さんと顔を合わせると、
「京子さんは将棋を打ちますか?」
と、聞かれ、
「並べることはできますよ。」
と、いつもそのような会話をしたのを、懐かしく思い出す。
実は、私の義父と光世さんは将棋仲間。
今は義父も他界しているので、今頃は天国で指しているであろう。
光世さんと一緒に誕生会をしたかった!
光世さんのように、愛を持てる人間になれるように成長したい。
今年も綾子祭(毎年 10/6~10/12)が開催されている。
楽しみに参加したい!