私は「心のバリアフリー」を大切に三浦綾子記念文学館にお越しになるお客様へご案内をしています。「心のバリアフリー」とは多様な人の立場になって考え、お互いに理解し合い、支え合うことだと思っています。
三浦綾子記念文学館には高齢者や、身体障がい、聴覚障がい、視覚障がいなどを持った様々な方がご来館されます。皆様の立場に寄り添ってご案内が出来ますよう「心のバリアフリー」を心がけています。
そもそも「バリアフリー」という言葉は道路や建物の入り口の段差など、目に見えるバリア(障壁)を除去という意味の建築用語として使われていましたが、現在での「バリアフリー」といえば、あらゆる人の社会参加を困難にしている全ての分野でのバリア(障壁)を取り除くという意味として使われ、障がいを持っている方や高齢者を含め、とても広い意味合いになっています。
三浦綾子記念文学館では、物理的なバリア(障壁)の除去として車椅子でも移動が出来るように床はフラット、手すりに点字、エレベーター、障がい者トイレ等の設備があります。また、聴覚障がいの方には音声など、その都度来館された方々に合わせた対応をしています。
先日、視覚障がいの方が来館されましたので「心のバリアフリー」を大切にし、お声がけやご要望を受け止めながらご案内させていただきました。お帰りの際に笑顔だった事は今でも嬉しく心に残っています。
癒しの場として配慮された三浦綾子記念文学館へ、案内人一同「心のバリアフリー」にて皆様をお待ちしております。
是非お越しくださいませ。
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