強烈な暑さが、いつまで続くのかと思っていましたが、突然に「遅くなってごめん」と言うように
秋がやってきました。やはり北海道です。
文学館の付近の家々の庭にも秋の花々が見事に咲き誇っています。
見本林の緑も夏の勢いのある濃さではなくなりました。
光世さん、綾子さんが新婚旅行で行かれた層雲峡は、今が最も美しい紅葉が見られます。
三浦綾子記念文学館では、この秋の涼やかな気配の中で10月に展示品はもちろんのこと多彩な
イベントが予定されていて、12日は綾子さんのメモリアルデー。
お墓参りを行い(観音霊苑)、おいしいもの市、田中館長が進行役となるトークセッション、
三浦文学案内人による館内の説明等々があり、北海道民入館無料デーになってもいます。
又、14日は2014年に三浦綾子文学賞を受賞(颶風の王)され、今年第170回直木賞を
受賞された河﨑秋子さんと、田中綾当館館長との対談形式での講演会が開催されます
(市立旭川大学において)。
他にもコンサート、三浦綾子作文賞の応募(10月31日締切)等も。
これから秋は駆け足で去り白一色になりますが、その雪の帽子をかぶった真っ赤な実が
ナナカマド。
綾子さんがエッセイ集の表題に「ナナカマドの街から」と付けられるのは嬉しいですね。
雪は冷たいし、寒いし、歩くのも大変。
でもそんな時こそ文学館へ足を運んでみましょう。冬が良いのです。
雪景色の見本林と文学館に向き合うと背中がシャンとして心が洗われていきます。
冬こそ綾子さんの想いをゆっくりと感じることの出来る時。
体験して頂きたいと思う私であります。
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