件名についてお知らせをいたします。
2023年10月より、三浦綾子読書会 ゆっくり読む『塩狩峠』を開催しております。
傍聴のみも可能です。ぜひお気軽にご参加くださいませ。
講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から新年のご挨拶が届いておりますので、ご紹介いたします。
新年に向けたメッセージ
明けましておめでとうございます。新しい年が皆さまにとって、希望と良き出会いの年でありますように、お祈り申し上げます。
三浦綾子記念文学館での三浦綾子読書会は今年も引き続き『塩狩峠』をゆっくり読んでいきます。
1月は「桜の下」の章。いよいよ吉川修と出会い、“約束”について信夫が学ぶことになります。“約束”を大事にした者だけが“約束”を大事にした者に出逢う物語は、この作品全体に響く深さを持っています。
三浦綾子の全ての小説の中でも、最も強く“人はいかに生きるべきか”“人はいかに生きることができるか”を問う圧倒的な力を持ったこの大傑作。三浦綾子らしい引き付けるドラマ性を持ちながら、人間と人生と信仰の本質に切り込みます。そして、その問いは個人の生き方の枠を超えて、やがて、“滅びに向かって暴走する人類を止めることができるものは何か?”という、今こそ読むべき大事なテーマへもつながってゆきます。
ご都合ゆるされましたら、ご一緒頂けるとうれしいです。基本的に毎月の第2火曜日の午後(1月、2月は第3火曜日)、2階図書コーナーでお待ちしております。
また、各地で開かれております三浦綾子読書会にもご参加頂けると感謝です。
森下辰衛
記
- 開催日時:2024年1月16日(火)13時30分~15時30分
※1月9日(火)は祝日振替で休館日となり、第3火曜日の開催となります。 - 会場:三浦綾子記念文学館 本館2階図書コーナー(本棚側)
- 講師:森下辰衛(当館特別研究員)
- 図書:三浦綾子『塩狩峠』 「桜の下」の章
文庫本(新潮文庫)および電子書籍(新潮社・小学館)でお求めになれます。 - 事前申込:不要
- 参加料:不要、ただし別途入館料要
- 備考:開催予定表や先月までの様子はこちらをご覧ください。
講師の森下辰衛からのメッセージ“三浦綾子記念文学館で『塩狩峠』をじっく読む楽しみ”もあわせてお読みいただければ幸いです。
最新の情報は三浦綾子記念文学館公式サイトでご確認になるか、直接電話・メール・FAXにてお問い合わせをいただければ幸いです。
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