【行事報告】2023年6月13日(火)13時30分から 三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』を開催いたしました。

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みなさまお変わりございませんか。
三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』が6月13日(火)に開催されました。

タイトルのとおり、三浦綾子の長編小説『天北原野』(新潮文庫)を毎回少しずつ読み進めています。今回も先月に続き下巻「怒濤」の章についての感想や意見を交わしました。

講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から報告が届きましたので、ご紹介いたします。

6月13日午後、文学館本館2階図書コーナーで、ゆっくり読む『天北原野』読書会が開かれました。前回新しく参加された市内の男性の方も引き続き参加され、感謝でした。8人で「怒濤」の章の七~十を読みました。

昭和20年8月、ソ連軍の越境侵攻、そして敗戦、非難する人々に襲いかかる砲撃と機銃掃射。豊原で避難民のために働く孝介と北部の敷香から知恵と体力の全てを使って、時にエゴイスティックになりながらも逃走をはかる完治が描かれ、ハラハラでしたが、そんな中にも新しい人物として登場する長谷がなかなか魅力的でした。

実はこの辺りの部分を執筆した際に資料として使われている「追憶記」(巻末参考文献一覧に挙げられています)の著者渋谷鉄夫さんがモデルのようです。

次回は7月11日、「怒濤」の章の続き、ソ連軍の魚雷攻撃を受けた三船遭難を描く十一~十五を読みます。(文責 森下)

次回は7月11日(火)13時30分~15時30分に開催予定です。
『天北原野』下巻 「怒濤」の章 十一~十五を読み進めてまいります。

詳細は後日改めてお知らせをいたします。

ご不明点がございましたら、三浦綾子記念文学館までお問い合わせをいただければ幸いです。

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