菊と待子が出て行くと、貞行は火鉢に手をかざして本を読みはじめた。
信夫は凧でもあげに外に出ようと思ったが、妙に気がのらない。
仕方なく本を読んでいる貞行のそばでぼんやりとしていた。
〈著作物の使用について〉
三浦綾子・三浦光世の著作権は、三浦綾子記念文学館を運営する「公益財団法人三浦綾子記念文化財団」が所有・管理しております。著作物の使用にあたっては、下記ページをご覧になり、必要なお手続きをお取りください。
三浦綾子・三浦光世・三浦綾子記念文学館の著作使用について
〈この作品のことを当文学館のデータベースで調べたい方は〉
作品簿( https://www.miura-works.com )
語句索引( https://www.miura-text.com )
年譜( https://www.miura-chrono.com )
収蔵資料( https://www.miura-storage.com )
人物簿( https://www.miura-person.com )
舞台地( https://www.miura-spot.com )
事典( https://www.miura-cyclopedia.com )