オノマトペで楽しむ三浦綾子(59)“ちらり”

た・だ・ちゃ行

「何ですか。そんなにあわてて、士族の子が見ぐるしい」
トセの声に信夫はちらりと父をみて、
「おばあさま、行ってまいります」
と、大声であいさつをした。

三浦綾子 『塩狩峠』[菊人形]36373839より


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