【案内人ブログ】No.1(2017年4月)
初めまして。
今回、三浦綾子記念文学館 案内人ブログの第1号を担当します、今中美智江です。
第1回目のブログ、そして、ブログデビューに緊張しています。
さて、今回は・・・平成29(2017)年2月18日(土)より上映されております、映画「母 小林多喜二の母の物語」について書きたいと思います。
昨年10月6日に、塩狩峠記念館(北海道上川郡和寒町)で映画の撮影がありました。邪魔にならないようにと、ちょっとだけ見学に行きました!
私は、初めて映画撮影の現場に行ったのですが、関係者の多さにまずびっくりです。沢山の機材、人々々々々ー。出演者の方達はどこかなと探しました。遠くでの見学でしたが、雰囲気を楽しんで来ました。
その後、休憩所になっている塩狩峠記念館に入らせていただき、監督さんとも少しだけお話ができました。一緒に写真も撮らせていただきました。
母 セキ役を演じた寺島しのぶさんにも、一緒に写真を撮っていただき、サインを2枚も書いてもらいました。寺島さんは気さくに「いいですよ」と応じてくれました(*^_^*)
さて、完成した映画を観ての感想です。
私は2回、見ました!
1度目は友達と行き、原作の表現の方法も知りたくて、帰ってすぐに、本を読みなおしました。
2回目は、ブログの担当が決まったので、一人でじっくり観に行きました。残酷なシーンもあまりなく、でも感じ入る映画でした。
私は特に、多喜二が亡くなり家に帰ってきて寝かされているシーンが印象に残っています。
先に、1年間一緒に過ごしたと言う、伊藤ふじ子さんが来ました。柱に寄りかかるような感じでジーッと多喜二を見ています。そこにタミがあわてて来て、寝ている多喜二を見て、左側に立っている ふじ子を見、もう一度多喜二を見て、何も言わずに側にも行かずに立ち去って行きました。原作では、タミは葬式にも出席とあります。映画での監督の表現は異なります。そのタミの行動に対し、何を言いたかったのか。
何を訴えたかったのか、など自分なりに原作と併せて理解したつもりです。
最後に、知り合いの ろう者達が是非、観たいと言っていました。
字幕を検討して頂けないかな、と思います。
文学館 注)
北海道では、1か月弱上映しておりました。そのため、何度かご覧になった方もいらっしゃいます。
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