みなさまお変わりございませんか。
久しぶりに三浦綾子読書会 ゆっくり読む『天北原野』が開催されました。
タイトルのとおり、三浦綾子の長編小説『天北原野』を毎回少しずつ読み進めております。
今月より開催を毎月第2火曜日に変更し、上巻の最後「赤紙」の章 後半(三~)を読んでまいりました。
講師の森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)から報告が届きましたので、ご紹介いたします。
本日4月12日、4か月ぶりに三浦綾子記念文学館で読書会が開かれました。会場は本館2階の図書コーナー、参加者は9人とコロナ禍になってからは、多い人数でした。『天北原野』上巻最後の章「赤紙」の後半、出征する完治のために千人針を作る貴乃の思い、そこに近づく完治の妾梅香、更に完治が出征してゆくとき遠ざかる船上から貴乃の名を呼ぶ場面でした。皆さんとても活発に意見を交わされ、特に梅香について深く読めたのは大きな収穫でした。久しぶりに読書会をすると、一人で読んだのでは気づかないままのことに気づくので良かったと何人かの方が語られました。
森下辰衛(三浦綾子記念文学館特別研究員)の報告による。
次回は5月10日(火)13時30分~15時30分に開催予定です。
来月は『天北原野』下巻「野バラ」を読み進めてまいります。詳細は来月以降に改めてお知らせをいたします。
また、きたる4月20日(水)13時30分より、[氷点カレッジ]公開講演会(三浦綾子読書会)を三浦綾子記念文学館本館1階ホールにて開催いたしますので、あわせてお知らせをいたします。
ご不明点がございましたら、三浦綾子記念文学館までお問い合わせをいただければ幸いです。
マスクのご着用・手指のご消毒等、三浦綾子記念文学館の感染症対策にご理解とご協力をお願いいたします。電子入館券や有効期限がない回数券(12枚綴り・郵送でお送りいたします)を是非ご利用ください。
『天北原野』は文庫本・電子書籍でお求めになれます(文庫版は下記カートからもお求めになれます)。 冒頭部分は、「三浦綾子小説作品 はじめの一歩」のこちらから無料でお読みになれます。
『天北原野』上 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015670000d0000000
『天北原野』下 三浦綾子電子全集(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D015680000d0000000