こんにちは!近藤弘子です。
綾子さんファンにとっての悩みの一つに、「読みたい本が本屋さんで売っていない」「図書館にもない」があると思います。
電子書籍で読むことはできますが、私のように紙で読みたい派には切実な問題です。
古本屋さんで見つけたとしても、老眼鏡をかけても字が小さくて疲れる。
そんな、あるある問題を解決してくれるのが……
文学館限定復刊シリーズです!!
文学館の職員がセピア色の小さな字の本をテキスト化し、一言一句チェックして、表紙のデザインなども考えて作っているのです。
コロナウイルスの対策など仕事は確実に増えています。そんな中、必死で頑張る姿を見て私は思わず、「私もチェックしますか?一人より二人の方が……」と校正をお手伝いさせて頂きました。
先日は『残像』です。
ヒロインが私と同じ名前、字も同じ「弘子」。
この本のお陰で自分の名前が好きになれた、思い入れのある本です。
何年ぶりかで読んで、札幌オリンピック(冬期)の少し前の設定だったと忘れていたことにも気づき、古さを感じさせないストーリーを楽しめました。
そして何より字が大きくて読みやすい!!
読みやすさって必要ですね。ちょっと金額はお高めですが、価値は充分あると私は思います。
これからもシリーズは増えていくようで、次は何の本なのか?
楽しみでワクワクです。
皆さんも、本を手に取って驚いてくださいね。
by 三浦文学案内人 近藤弘子
案内人近藤さんと同じ「弘子」がヒロインの『残像』のあらすじや書き出し部分はコチラからご覧頂けます。
「手から手へ 文学館限定復刊シリーズ」は、文学館WEBショップでもご注文を承っております。