【案内人ブログ№91】(2025年3月)2月15日の幸せ時間       記:山川弘子

青少年弁論

少しの緊張感と爽やかな風がそっと吹いているような暖かな時間でした。つい先程まで降っていた吹雪模様の雪も止んだようです。三浦綾子記念文学館の1階ロビーで開催された第11回となる、青少年弁論2025が終了したところです。登壇された3名の高校生の皆さんは、礼儀正しく清潔感あふれる方々でした。

 道内の道の駅めぐりを経験して、地元の人々との生活にも触れ、過疎地の実態を目のあたりにして、今すぐに必要とされている地方、特に過疎地の医療の実態に心を打たれ、終末期や看取りの大切さを思い、看護師を目指すと強い決意を話してくださった”ちはる”さん。

 卵料理の話から、恐竜の知恵や親子の問題や関わり、社会との関わり方などを挙げて「卵」それは命を繋ぐもので、無駄な卵は無いはずなのに現実は軽んじられている。大切な命を繋ぐ仕事に就くために、助産師の道に進むと決意を力強く述べてくださった”ゆうき”さん。

 ニュージーランドに留学経験のある”ひろこ”さんは、シリア難民のクラスメートから内戦、侵略戦争第々についての実体験を聞き、話し合う内に日本にも戦争の影はあって、例えば北方領土の問題は解決していない、北海道に住んでいて無関心であったことに気付き、サポート隊としてこれからは先人の代弁者として行動していきたいとの堅い決意を伝えてくださいました。

決して易しくはない道を選ばれた皆さんを心から応援したいと思いつつ、拍手と「ありがとう」で感動を伝えました。美しい日本語で話すことの素晴らしさも併せて再認識して、なぜか胸がホッコリとしてしまいました。

次回の開催日には是非、多くの皆さまに会場に足を運んで頂き、お聴き頂けましたら嬉しい限りです。

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