私の「三浦文学案内人の名刺」に書かれたお勧めスポットは、「外国樹種見本林の桜並木」である。見本林の中の中央にあり2km程ある堤防沿いに植えられたエゾヤマザクラの桜並木。
ソメイヨシノより少し濃いピンクが微妙に良いのである。
堤防を歩きながら左右に咲き誇る桜を見る時、目線を上に上げる必要がない。
桜の木が堤防の下に植えてあるため花は目の前にあり、手が届く高さなのだ。
この桜を見るために多くの旭川市民が訪れ森林浴や散策を楽しむ憩いの場なのである。
次に私の心に残った桜をチョッと紹介しますネ。
まず「弘前城公園」の桜である。
3度程訪れたが、とにかく見事!!! 他に言葉が見つからない!
しかし、人が多すぎてぶつからないように歩くのがやっと。上を向いて桜を見るのは不可能に近いのである。唯、お堀の水面に浮かんだ「花いかだ」がこれまた美しく充分に私の心を魅了するものであり満足!満足‼
次は「函館五稜郭公園」の桜である。
お堀の内外に植えられた1500本のソメイヨシノが花開くと、辺りは桜の海のようと評される。
そんな桜を見上げた時、真っ青な空と日に照らされたソメイヨシノがあまりにも美しい
コントラストをなしており、私の記憶に焼き付いた桜の一つである。
そして、函館から旭川に戻るとき、必ず立ち寄る場所がある。
「登別郷土資料館」前庭に咲く桜 “御衣黄” である。薄緑色の花びらが何とも優しく美しい!
たった二本の木なのだが周りの自然に溶け込みどうしても逢いたい桜の一つである。
次に紹介したいのが上川町から北見峠に向かい留辺志部川に沿って走る国道333号線から見る桜
である。木々の新芽が出始める5月。山の所々に咲く白いこぶしと共に桜が1本、また1本と遠慮がちに咲いている。この景色どこかで見た!そう「日本昔ばなし」のあの景色である!今にもあの歌が聞こえてきそうな場所。
もしかすると私の一押しかも?
毎朝、天気予報と共に桜の開花予想が発表される国は、世界広しといえども日本だけ!
更にこの80年間戦争がなかった国も日本だけとか。
この幸せな国に生まれたことに感謝しつつ桜前線最後の「根室青龍寺の千島桜」を見る事も夢見る私なのである。
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